夏の車の中は、灼熱地獄のようですね。
そんな車の中、エアコンをかけていても日が当たると熱くて体力が奪われます。
大人でもそんな過酷な状況なのに、チャイルドシートが必要な小さな子供はもっと暑いはず。
そこで、チャイルドシートの暑さ対策や、車内の温度対策、また乗った時の温度を下げる方法をお伝えします。
【もくじ】
夏の車内のチャイルドシート暑さ対策!
夏の車内にあるチャイルドシートはとても暑くなっています。
少し車内温度が下がっても、チャイルドシートは暑いまま、なかなか冷めないことが多いです。
また、子供は体温が高いので、抱き上げた時に背中が汗だくになっていることもよくあります。
そんな時のために、少しでも快適に過ごせる工夫をご紹介します。
- チャイルドシートの背中に保冷材を入れる
これは、チャイルドシートにも使えますし、ベビーカーにも使えるのでとても便利です。
保冷剤を入れるポケットがいくつもついているので、保冷剤の場所を入れ替えることができます。これで、冷えすぎるようなら、その上にガーゼ等の肌触りのよい吸汗性のある布を一枚挟むといいです。
- チャイルドシートに乗せる前に背中にタオルを入れる
上記の保冷剤では、冷えすぎてしまう心配があるようでしたら、このタオルはオススメです。
服の中にタオルを入れておくと、汗をかいた時も、服を着替えずにタオルだけ替えればいいので便利です。
降りる時、もしくは、サービスエリア等で休憩時に、タオルが濡れていたら取り替えてあげてください。 - 直射日光が当たらないように簡易のカーテンをつける
エアコンで車内が快適な温度でも、直接日差しが当たるとそれだけで熱く疲れます。
ですので、カーテンや、網のシェードのようなもので、直射日光が当たらないようにしてあげましょう。 - 車から離れる時、チャイルドシートに日除け(白いバスタオル等)を被せる
窓から入る直射日光を遮っておくことで、チャイルドシート自体の温度が上がるのを防いでしまいます。
それでも暑くなりますが、金具などは直射日光が当たっていると恐ろしく熱くなっていますので、少しでも効果は実感できますよ。 - 大きめの保冷剤をタオルで包み、チャイルドシートを冷やす
長距離の車移動の時には、発泡スチロールやクーラーボックスに、大きめの保冷剤をいくつか入れて持っていきます。
サービスエリア等で車から降りる時に、保冷剤をタオルで包み、チャイルドシートに乗せておくことでチャイルドシート自体の温度が上がるのを防ぎます。 - 冷却スプレーを使う
暑くなっているチャイルドシートに、冷却スプレーをシュッと吹き付けるだけで温度が少し下がります。
タオルやハンカチにスプレーして、首に当てると冷たくて気持ちいいですよ。※スプレーを車で使う時は、ドアや窓を開けた状態で使いましょう。スプレーにもよりますが、ガスがこもると大変危険です。
色々と対策をしてみて、効果があったものをご紹介しました。
やりやすいものを取り入れて、夏のチャイルドシートを快適にしてあげてください。
ベビーポカリなどでの水分の補給も忘れずに。
夏の車内の温度対策はコレで決まり!
なんと、車内の熱の浸入の7割は窓ガラスからという実験結果があるそうです。
ということは、車自体を直射日光から遮ってくれる、屋根付き、もしくは地下駐車場が一番効果的ということになります。
ですが、常に屋根がある駐車場に停められるとは限りません。
そこで、車に対策をしておくことで、夏の車内の温度をできるだけ上げないようにしましょう。
- 後席、バックガラスに赤外線領域のみを遮断した透明断熱フィルムを貼る
- フロントガラスをIRカット製品に交換する
適応車種が少ないのですが、適応しているなら是非交換してみてください。
「エンジェルガード99」は、紫外線(UV)・赤外線(IR)を大幅にカットする高機能フロントガラスです。
かなり車内の温度の上がり具合が違います。UVカットフロントガラスはGear-Man | 取扱車種一覧日焼けやシミ、ソバカスの原因を作る、紫外線(UV)と、夏場の太陽から照りつける赤外線(IR)をも大幅にカットするフロントガラス、エンジェルガード99の一覧です。 - 窓ガラスを2~3cm程開けておく
バイザーが付いていると、外から見た時にわかりにくいですが、やはりリスクがあります。
熱が車内にこもらないという点では、効果は確実にあります。 - フロントガラスならサンシェード、左右・後ろのガラスなら吸盤で付けるタイプのフィルムなど
フロントガラスのサンシェードをするとしないとでは、ハンドルが持てるか、熱すぎて持てないかの違いがあります。
その他は、気休め程度かもしれませんが。
車にできる対策は、これぐらいでしょうか。
あとは、車購入時にオプションでサンルーフを付けるというのもありです。
ただし、ムーンルーフはつけない方がいいですよ。
開かないサンルーフなので、星空を見るにはいいですが、真夏は余計に車内の温度が上がってしまいます。
夏の車内の温度を下げるには?
車にどんなに暑さ対策をしても、どうしても車内の温度は上がってしまいます。
そんな時、すぐに外気の温度並みに下げてしまう方法があるので、ご紹介しましょう。
- 窓+ドアの開け閉めで温度を下げる
1・助手席側の窓を開けます。(窓だけです、ドアは開けません。)
2・運転席側の窓をしっかり閉めて、ドアを何度か開け閉めします。乗る前に助手席の窓を一つ全開にして、運転席のドアーを5、6回開け閉めします。(強く開閉する必要はありません)
ドアを開けるとその周辺の気圧が下がります。
そして、窓を開けることにより空気の流れを作り、気圧の高い方から低い方へ空気を押し出して気温を下げます。これで車内の温度は外気の温度とほぼ同じ位になります。
- エアコン+内気循環
これは、誰もがやっていることかと思います。
まず、乗り始めは、外気循環+窓やドアを全開にしてエアコンも強でかけ、車内の熱気を外に出してしまいます。
その後、内気循環に切り替え、エアコンも中ぐらいに落として車内を冷やします。 - おしぼり
おしぼりやタオルを用意しておき、駐車場に帰る、もしくは車に乗り込む前に、水で濡らします。
熱くなっているダッシュボードの上を、濡れたおしぼりやタオルで拭きます。何度か拭くと、触れないほどに熱かったダッシュボードの温度が下がってきます。
その後、エアコンの吹き出し口に少しかかるようにタオルを置き、車を運転します。※劇的に温度が下がる方法ではないのですが、少しマシな気がします。
車内のこもった熱気を外に出してしまわないと、なかなか車内を冷やすことができません。
ドアの開け閉めで追い出す方法、窓全開+エアコンで外に出す方法、どちらかでまず熱気を追い出すことが大切です。
その後、効率的に車内を冷やして快適なドライブにしましょう。
まとめ
最近は、夏の最高気温が人間の平熱を超えるようになってきているので、車内の温度も本当に灼熱地獄のようです。
気をつけないと、危険なほどになってきています。
車内の気温対策は、これからますます必要になってくるので、今のうちにいくつかの対策をしておくことが大切です。
また、車だけでなく、自分では調整しづらい子供やお年寄りへの車内での暑さ対策も忘れずに行いましょう。