ブルーインパルスを初めて見た航空祭で鳥肌が立つほど一目惚れした私。
今まで興味が無かったもんだから、「ブルーインパルスってめちゃめちゃカッコイイ!」
それだけしか言えない自分が嫌で、もっと知りたい!!と調べまくったことを残していきます。
まずは、ブルーインパルスって何なの?目的や、機種、時速を知ることで最初に思う疑問を解決していきたいと思います!
【もくじ】
ブルーインパルスとは何?
【ブルーインパルス】そう呼ばれている、熱狂的なファンを持つアクロバットチーム。
機体が青いから「ブルーインパルス」?
いえ、ブルーインパルスだから、機体が青いのです!(・・・たぶん)
そのブルーインパルスとは・・・
「大空に『夢・感動』を描く アクロバットチーム」
航空自衛隊の存在を多くの人々に知ってもらうために、航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事などで、華麗なアクロバット飛行(これを展示飛行と呼びます)を披露する専門のチーム、それがブルーインパルスです。
正式名称は、宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」。
青と白にカラーリングされた6機の機体が、大空で展開する一糸乱れぬフォーメーション、そしてダイナミックなソロ演技――次から次へ繰り広げられる驚異のパフォーマンスは、初めて観る人にとっては驚きの連続に違いありません。
地上は大きな感動と歓喜の声に包まれます。
その美しく雄大、華麗にして精密なフライトは、内外から高い評価を得てきました。
これからもブルーインパルスは、「創造への挑戦」を合言葉に、より多くの人に「夢・感動」を感じていただける展示飛行を求め続けていきます。
引用元:航空自衛隊HPより
航空自衛隊の存在を知ってもらうためのアクロバット専門チームのことなんですね。
1958年の浜松北基地(現在の浜松基地)の開庁記念式典でアクロフライトを披露されたした3機編成の『チェッカー・ブルー』。
これがまさにブルーインパルスの前身。
ただ臨時の編成チームだったので翌年解散してしまうんです。
しかし、このチームを元として正式なアクロバットチーム発足への準備が進められ、1960年に創隊。
ブルーインパルスの第1回展示飛行は、1960年3月4日。
一般公開に先立ち行われたチェックフライト、これが初の公式展示飛行とされています。
1960年4月16日、浜松北基地に【空中機動研究班】として、航空自衛隊初のアクロバットチームが正式に誕生となります。
同年8月1日、【特別飛行研究班】に名称が変わって、その時に親しみやすい愛称として『ブルーインパルス』と名付けられました。
この動画、何度見ても飽きない!
コックピットからの映像が、たまらなくカッコイイ♪鳥肌もんです。
また、Facebooのブルーインパルス(A fan’s meeting)コミュニティも、参加しておくと情報がもらえますよ。
→ A fan’s meeting
ブルーインパルスの歴代の機種は?
◆初代:F-86F
運用期間は1960~1981年。
アメリカのノースアメリカン社が開発した戦闘機。
ちなみに、ブルーインパルスとしてはこの初代のF-86Fだけが戦闘機だったんですね。
また、初めは通常のF-86Fでの飛行展示を行っていたようですが、1961年後半から、カラースモークを使用した展示飛行が始まったと言われています。
1964年、東京オリンピックで大空に五輪マークを、また、1970年に大阪万博博覧会で、EXPO’70の文字を描いたことも有名です。
ファンの間では「ハチロク」という愛称で呼ばれて親しまれています。
現在は、航空自衛隊 浜松広報館(浜松エアパーク)でその姿を見ることが出来ますよ。
「ザ・ラストショー」
昭和55年の入間航空祭での動画です。
これは貴重な動画ですね!!
◆2代目:T-2
運用期間は1982~1995年。
三菱重工の超音速練習機。(エンジン以外は国産)
アフターバナー付きのエンジンを持つT-2は、離陸時にスモークのスピンドル油をアフターバーナーで燃焼させることでオレンジの炎を出すトーチングが最大の特徴。
T-2のカラーリングは、女子高生グループのデザインが採用されたものなんですね。
また、1990年には大阪の花と緑の博覧会では大空に巨大なチューリップのシンボルマークを描いています。
このT-2時代、結構事故が多かったようで高度がどんどん高くなっていったようです。
あまりに高いところで展示飛行されても見えないって・・・、というなんだか悲しい声も多かったと聞きました。
かなりコントロールが難しい機種だったんでしょうね。
また、1994年の三沢基地で、米空軍のサンダーバーズとの共演もありました!
平日開催だったのになんと13万人もの人が集まったというからビックリです。
しかし、本場のアメリカンアクロの凄まじさに衝撃が走ったその反面、ブルーインパルスは引き立て役??のように感じたとも言われているようです。
◆3代目:T-4
運用期間は1996~現在。
川崎重工の純国産中等練習機。(機体、エンジンともに国産)
このT-4は、小柄な機体に対してエンジンパワーに余裕があり飛行性能も高い機種なので、T-2では難しかった課目(コーク・スクリューなど)も可能になったんですね。
また、アメリカ ネバダ州ネリス空軍基地で、ブルーインパルス初の海外遠征も成功させています。
アフターバーナー等がついていないため迫力に欠けると言う方もいますが、T-2と比べて非常に小回りが良く利くことや、高度の低さ、演技と演技の間の待ち時間の少なさなど、アクロ飛行には最適な機種だと言われています。
カラーリングもスッキリとしていて爽やかですよね。
この動画、編集がカッコイイ!!
ブルーインパルスの時速は何キロ?
ブルーインパルスの時速は一体何キロぐらい出ているのでしょう?
旅客機が空を飛んでいる時、我が家はかなり空港に近いため、ゴーという音が近づいてきてから空を見ても飛行機を確認することができます。
しかし、基地の近くの友人の家では、音は聞こえても空には何も無い!見えない!ということを聞きます。
そこで、ブルーインパルスの最高速度を調べてみました!
- F-86F : 約1,100km/h
- T-2 : 約1,700km/h(マッハ1.6)
- T-4 : 約1,040km/h(マッハ0.9)
最高速度では、T-2が圧倒的な感じですね。
ですが、航空法というものがあって、陸上の上空ではマッハ1以上での飛行は禁止されています。
ということで、陸上の上空ではT-2もT-4も同じってことになります。
しかし、この速度では一体どのくらいのGがかかっているんでしょうか。
顔が歪むどころの話じゃ無さそう。
あとがき
ブルーインパルスって一体何?目的や歴史などブルーインパルスの基本中の基本のほんの一部を書いてみました。
1から10まで丸ごと全部知りたい!と私と同じように思う方の参考になればと思います。
◆◆航空祭のまとめについてはこちらの記事です◆◆