ブルーインパルスに心を奪われて、パイロットになりたい!ブルーに乗りたい!と、私と同じように強く思う人もいるでしょう。
まだ子供だったら・・・、男だったら・・・、なんてことを思いながら。
無理だとわかっていても、知りたくなるのがファン心理ということでブルーインパルスのパイロットになるにはどうしたらいいか、人数や女性パイロットの存在などをお伝えしますね。
【もくじ】
ブルーインパルスのパイロットになるには?
ブルーインパルスのパイロットになるためには、航空自衛隊の戦闘機パイロットになる必要があります。
その戦闘機パイロットの中から選抜され、ブルーインパルスのパイロットになります。
では、その航空自衛隊の戦闘機パイロットになるためにはどうしたらいいのかと言えば、下記のように2通りの道があります。
どちらも応募倍率がかなり高く【3】に至っては10%ほどの合格率(平成24年度)という狭き門です。
また適性検査というものがあり、これに不合格になるとエリミネートされると飛行幹部候補生ではなくなり他の職種へ転換しなければならず、念願の戦闘機パイロットにはなれません。
【1】
高校卒業
↓
航空学生
↓
航空自衛隊(飛行要員)
↓
戦闘機パイロット
【2】
防衛大学
※(2年次に振り分け)
↓
航空自衛隊(飛行要員)
↓
戦闘機パイロット
【3】
一般大学
↓
自衛隊
↓
幹部自衛官の飛行要員へ
↓
戦闘機パイロット
戦闘機パイロットの70%は【1】の航空学生出身者と言われているので、自分自身がまだ高校生以下なら航空学生を目指すのがいいですね。
「航空身体検査」というものもありますので、こちらを受信するのも準備としていいかもしれません。
また、松島基地サイトにブルーインパルスのパイロットになるための詳細が記載されていますので参考になさってください。
ブルーインパルスのパイロットの人数は何人?
ブルーインパルスのパイロットは、2015年の時点で第11飛行隊の飛行班の11名。
整備士も含めた人数は44名。
また、ブルーインパルスのパイロットの任期はおおよそ3年間と言われています。
1年目は、TR(訓練待機:トレーニング・レディネス)=練成パイロットとして経験を積みます。
2年目は、OR(実働待機:オペレーショナル・レディネス)=正規パイロットとして展示飛行を行います。
3年目は、ORとして展示飛行を行いながらTRの教官となって指導するようです。
- 1番機:編隊長(リーダー)
飛行隊長、飛行隊長付、飛行班長
- 2番機:左翼機(レフトウイング)
飛行班員
- 3番機:右翼機(ライトウィング)
飛行班員
- 4番機:後尾機(スロット)
飛行班員
- 5番機:第1単独機(リードソロ)
飛行班員
- 6番機:第2単独機(オポージングソロ)
飛行班員
ブルーインパルスのパイロットに女性はいないの?
ブルーインパルスのパイロットに女性はいないの?
そんな疑問を持っていらっしゃる方も多いでしょう。
現時点では、ブルーインパルスのパイロットに、というか戦闘機のパイロットに女性はいません。
なぜなら、【母体保護法】という法律があるため女性の戦闘機パイロットへの配置に制限がかかっているのです。
母体保護法(ぼたいほごほう、昭和23年7月13日法律第156号)は、不妊手術及び人工妊娠中絶に関する事項を定めること等により、母性の生命健康を保護することを目的とする法律である(同法1条)。
法令番号 昭和23年7月13日法律第156号
効力 現行法
種類 医事法
wikipedia引用元:wikipedia
簡単に言うと、女性は妊娠や出産に支障をきたす可能性のある職業にはつけないですよ~という法律です。
戦闘機パイロットは、体に相当な負担がかかるということですね。
しかし、2015年11月13日に防衛省は、女性自衛官の配置制限の見直しを発表しました!
ついに、女性の戦闘機パイロットが誕生するということですね。
すでに、輸送機、救難機に搭乗し活躍されている女性パイロットもいらっしゃるので、ブルーインパルスのパイロットにも女性が選抜される日も近いのではないでしょうか。
女性自衛官の配置制限の見直しについて
平成27年11月13日 防衛省
本日、防衛省男女共同参画推進本部(本部長:防衛副大臣)及び防衛省女性職員活躍・ワークライフバランス推進本部(本部長:防衛副大臣)において、航空自衛隊の次の配置への女性自衛官の配置制限を解除することを決定いたしましたので、お知らせします。
制限を解除する配置 : 戦闘機、偵察機
防衛省引用元:http://www.mod.go.jp/j/press/news/2015/11/13b.html
まとめ
ブルーインパルスのパイロットは、適性や努力が必要でとても大変な職業だとは思いますがファンの憧れですね。
女性パイロットの配置制限も見直されたということもありますので、これからどんどんブルーインパルスのパイロットを目指す女性が増えるかもしれません。
そして、東京オリンピックではブルーインパルスに女性パイロットが搭乗し、五輪マークを大空に描くことを期待したいです!
◆◆航空祭のまとめについてはこちらの記事です◆◆