燻製を自宅キッチンでしたい!そう思って調べると、フライパンや土鍋、ボール、段ボールなど、みなさんいろんな道具で燻製を楽しんでいます。
でもやっぱり、燻製をした後はかなり汚れるので、燻製専用にした方がいいとも・・・。
専用にするためにフライパンや土鍋を買うなら、どうせなら燻製専用ポットが欲しい!
ということで、値段が安い!かさばらない!評判良し!
の3拍子そろったsotoいぶし処スモークポットを購入して、実際燻製ベーコンを作ってみました。
【もくじ】
sotoいぶし処スモークポットで簡単ベーコン!
まずは、sotoいぶし処スモークポットのご紹介。
見た目は土鍋と変わらない・・・。
けれど、中にちゃんと網が乗るように段差がついていて、
この網の下の空間が、スモークチップ(お茶っ葉でもOK)を入れるところになります。
※もちろん、網も付いています。
網の上は食材を乗せる部分になります。
ちょっとスペースが狭いです。
大きな豚バラブロックは、切らずにそのまま乗せるのはちょっと難しかったです。
蓋の穴に入れて使える温度計が付いています。
この温度計には、温度と、ここからここまで「温燻」、ここからは「熱燻」という印が付いているので便利!
簡単なレシピ集が付いていますので、燻製のレシピ本やネットで調べる必要はありません。
しかし、簡単レシピ集なので、本格的なソミュール液につけて塩抜きするベーコン等は載っていません。
本格的な燻製を作りたかったらレシピを調べないといけません。
そこで、次章では、自分で調べて作りやすかったレシピをご紹介していきます!
燻製の簡単ベーコンレシピはコレ定番
それでは、本格的だけど、簡単なベーコンを作ってみましょう。
◆下処理
- 豚バラブロックの処理
使用する包丁、まな板、自分の手をよく洗い、アルコールで消毒します。
※手には、新しいビニール手袋をはめてもいいですよ。豚バラブロックの血や汚れ、生臭さ等を水で洗い流します。
水分を、キッチンペーパーで取ります。
※布のフキン等は使わないように。まな板に豚バラブロックを乗せ、フォークで穴を開けていきます。
これが結構な重労働です。根気よくフォークを差していきましょう。適当な大きさに切り分けて、新しいキッチンペーパーでくるんでおきます。
- ソミュール液を作る
【ソミュール液レシピ】(塩分濃度15%)
水 :1000cc
塩 :150g
砂糖 :70gまず水を沸騰させて、塩、砂糖を入れ、20分ほど火にかけます。
ザル等で越し、常温になるまで冷まします。 - ソミュール液に漬ける
豚バラブロックをジップロック等に入れ、その中にソミュール液を入れていきます。
ここで、ローリエも2~3枚一緒に入れましょう。
できるだけ空気を抜き、ジップロックを締めます。
そのまま1週間、冷蔵庫で寝かせます。 - 塩抜き
ボールや鍋に水をたっぷり入れた中に、ソミュール液に漬けておいた豚バラブロックを入れます。
そして、水を少し出した(流水)状態で約1時間ほど塩抜きします。1時間経過後、端っこを少し切って、フライパンや電子レンジで加熱して味見をします。
まだ塩辛いようなら、再度、流水で塩抜きします。
ちょうどいい(薄い方がいい)味になったら水から出し、キッチンペーパーで水気を取ります。 - 乾燥
水気を拭き取った豚バラブロックを、適当な網&バットに乗せ冷蔵庫で1~2時間乾燥させます。
この乾燥の手間を省くと、後で燻製した時に、スモークポットに水滴が落ち、割れの原因になることもあるので注意してください。 - スモークチップを入れる
まず、スモークポットの底にアルミホイルをお皿のようにして敷きます。
これは、後でゴシゴシ洗う手間を省きたいズボラな人用なので、無くても大丈夫です。底に敷いたアルミホイルに、スモークチップとザラメを入れます。(量は適当なんですが、2~3掴みくらいで)
今回使ったのはサクラチップ♪
- 油受けのアルミホイルを用意
スモークチップの上に、小皿のような形にしたアルミホイルを乗せます。
これは、ベーコンの油で、スモークチップの煙が消えてしまわないようにするためです。 - 煙を出す
その上に網を置き、フタをして火にかけます。
すると、フタの穴から煙が出てきます。 - 豚バラブロックを乗せる
煙が出てきたら、フタを開け、網の上に豚バラブロックを乗せ、再びフタをして穴に温度計を指します。
※この時、時間をかけてしてしまうと、部屋中に燻製の煙が充満して後で泣きます。 - 温度計を見ながら、中火にして加熱
温度計を見ながら、「熱燻」の温度になっていることを確認してください。
- 様子を見る
15~20分立ったら一度フタを開けて中の様子を見ます。
もう少し燻製したい場合、あと5分程度燻してください。
そして出来上がりです。
◆燻製
燻製後のキッチンの臭いを解決!
自宅のキッチンで手軽に燻製が楽しめるスモークポットですが、全く煙が出ないということはありません。
極力、フタは開けないようにするとほとんど部屋に臭いが残ることはないのですが、何度もフタを開けたり、フタをしていない時間が長ければ長いほど、部屋に臭いが残ります。
ですので、【極力スモークポットのフタは開けない】これが重要です。
あとは、やはり換気でしょう。
換気扇は強弱があるタイプなら【強】で。
それと、部屋の中に空気の流れを作らないと煙が部屋にとどまってしまうので、窓は1箇所だけでなくできれば2箇所開けておきましょう。
扇風機やサーキュレーターで煙を外へ出すことも効果的です。
まとめ
自宅で簡単に燻製を作って、ワインやお酒を楽しむ人が増えています。
今回のベーコンは仕込みで1週間かかる本格的なものなので、お手軽とはいえないかもしれません。
しかし、仕込みさえしていれば、燻製自体は簡単ですよ。
その他、6Pチーズ、燻製卵や海鮮(いか、たこ、牡蠣等)などでしたら仕込みも要らず、燻製時間も短いためかなりお手軽です。
添加物等が全く入っていないものなので安心ですし、自分で作った燻製を一度食べると、あまりの美味しさに仰け反ります!
是非挑戦してみてくださいね。