燻製チーズは美味しく簡単にできるので、まず初めに挑戦するのはチーズという方も多いのではないでしょうか。
市販の燻製チーズはお値段が少々高い&添加物が入ってるので、できれば自分で作りたいですよね。
ただ、私も何度も作ってはいますが、始めは最適温度がわからず失敗することも多々ありました。
そんな失敗から学んだ燻製チーズの作り方、そして燻製チーズをもっと美味しく食べるレシピをご紹介したいと思います。
【もくじ】
燻製チーズが溶けた?失敗?消えたのはなぜ?
燻製チーズを作るためには、何よりも燻製する際の温度が重要!
ですが、その前にまず【チーズの種類】によって、燻製に向いているかどうかが決まってきます。
水分の多いモッツァレラチーズなどは燻製に向いていません。
低温の熱で溶けてしまう可能性もあり得るので、燻製にはしないようにしましょう。
ワクワクしながら燻製器を開けると、あるはずのチーズが跡形もない・・・
あの衝撃はアゴが外れ、しばらくそのまま固まるほどにショックです(笑)
どうしてもモッツァレラチーズを燻製したい場合は、必ず木綿の布等でしっかり水切りをし、がっつり乾燥することをおすすめします。
豆腐の水切りみたいにすると良いですよ。
独特のエグみを除去することができるので、事前にしっかり水分を取り除くようにしましょう。
水分を取ったら、燻製の時の温度にも注意しましょう。
特にガスコンロなどを利用した、燻製方法(熱燻)ではチーズが溶けて無くなってしまうことがよくあるのです。
そのためウッドに火をつけるタイプの低温による燻製をおすすめします。
低温によるものであれば、チーズの表面のみがしっかり燻されることにより、美味しくいただくことも出来ます。
そのほか、チーズを燻製する際にクッキングシートやアルミホイルを使用すると良いでしょう。
普通に直に網にチーズをおくと、チーズが溶けてしまった場合に網をすり抜けてしまいます。
そのため、チーズの下にクッキングシートやアルミホイルを置いて、網をすり抜けないようにします。
ただし、この方法を使用するとクッキングシートに接触しているチーズの部分が燻されないので、一定の時間が経ったらチーズを裏返す必要があります。
少し手間になりますが、チーズが無くなってしまうことを防ぐことができるので、必ずやっておきましょう。
それから、とろけるチーズはあまり向いていません。(というか、誰も使わないと思いますが・・・)
とろけるチーズはウッドに火を付けた程度の熱でも溶けてしまうこともあるので、なるべく熱で溶けないタイプのチーズを使用しましょう。
燻製チーズに使用するチーズですが、なんといっても6Pチーズが定番!
もしくは、ドーーンと大きなファミリーチーズを丸ごと燻製するのもおすすめです。
低温でできるウッドで燻製するのは屋外でやらなくてはならないため手間なんですよね~
もっと手軽に!ということでガスコンロでできる溶けない燻製チーズレシピをご紹介しますね。
■6Pチーズでの溶けない燻製レシピ
・雪印 6Pチーズ
・さくらチップ
・燻製器(土鍋やフライパン、燻製ポットなど)
これからもずーっと燻製するならこういうスモーカーがあると家でも使えて便利です。
フタがちょっと高くなってるので、厚みのあるベーコンとかも余裕やろうな~。これ欲しい。
【手順】
1.燻製器の底にアルミホイルを敷く
2.チップを入れる
3.チーズを乗せた網をセット
(6Pチーズのフィルムは外しておく)
4.蓋をする
5.火をつける
6.10分弱で煙が出てきたら火を止める
7.1時間ほど放置で完成!
※燻製を土鍋等でする場合、煙が漏れる場合はアルミホイルで蓋部分を覆って煙が漏れ出ないようにしておく必要があります。
フライパンで燻製するならこの記事も参考になるかも!
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フライパンでの燻製の作り方!失敗して酸っぱい原因やチップのおすすめも!
燻製チップについてはこちらの記事で
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燻製チップを自作してみよう!期限はどのくらい?保存で最適な方法はコレ!
燻製チーズをさらに美味しく食べましょう!
そのまま焼く
燻製チーズを使った料理は材料によって様々ですが、一番美味しい方法はそのまま焼いて食べることです。
チーズを燻製した後は、オーブントースターを使用して軽く加熱することでより美味しくいただくことが出来ます。
ポイントは
・加熱しすぎないこと
・アルミホイルを敷いておくこと
加熱しすぎると表面が焦げて黒ずんでしまい、見た目も悪くなってしまいます。
表面がパリパリに仕上がり、チーズの中がとろとろにとろけるぐらいまで加熱すると良いでしょう。
チーズを加熱する目安としては1000ワットの設定で、2分から3分ぐらいが良いです。
チーズが焦げていないかよく確認しながらじっくり加熱すると美味しそうに仕上がります。
カルボナーラ
その他、カルボナーラに燻製チーズを使用しても美味しいです。
燻製したチーズを包丁で細かく切って、普通にカルボナーラをつくったところに上からパラパラとふりかけます。
粉チーズのようになりますが普通の粉チーズには無い燻製の味が楽しめるので、いつものカルボナーラが格上げされてより一層美味しくいただけます。
ピザ
ピザもおすすめです。
普通のスーパーなどに売られているチルドタイプのピザをトースターで焼く前に、燻製したチーズを細かくしてふりかけます乗せます。
これをトースターで焼くとチーズがとろけるので、燻製の風味を楽しみながらピザを食べることが出来ます。
燻製したチーズを乗せたピザは非常に美味しく簡単にできるので、始めたばかりの初心者であれば必ずやっておきたいレシピです。
燻製チーズのアレンジレシピ 美味しさ特盛
燻製チーズのアレンジ料理として、より美味しくいただけるのはタンドリーチキンと燻製チーズを合わせたものです。
タンドリーチキンの濃い味付けに負けない燻製チーズの旨さが絶妙です。
■タンドリーチキン&チーズレシピ
・鶏肉
【特製液】
・市販のカレー粉
・マヨネーズ
・ケチャップ
・牛乳
・しょうが
・にんにく
手順
1.特製液に鶏肉を漬け込む
2.鶏肉を取り出す
3.フライパンに並べしっかり加熱する
4.塩コショウで味付け
5.仕上げに燻製チーズをばらまいて弱火で蓋を閉じてじっくり加熱して溶かす
タンドリーチキンのカレー風味とまろやかでワイルドな燻製チーズの味を同時に楽しむことができます。
そのまま食べても美味しいですし、ピクニックの時にパンと一緒に食べても美味しくいただけるでしょう。
この燻製チーズのタンドリーチキンの作り方のポイントは、あまり鶏肉を加熱しすぎないことが重要です。
特に鶏肉は加熱により固くなってしまうので、ジューシーさを保つためにもじっくり弱火で加熱することが良いでしょう。
パサパサになるまで強火で加熱してしまうとせっかくのカレー風味と燻製チーズのまろやかさが台無しになってしまいます。
表面だけを最初に強火で一気に加熱してパリパリに仕上げ、表面が加熱できたら内側に火を通すためにじっくり弱火にすると良いでしょう。鶏肉の赤い部分がなくなればもう加熱は十分です。
すぐに火から下ろして食べましょう。
タンドリーチキンは鶏胸肉ではなく、鶏もも肉を使用すると良いです。
鶏もも肉は油が多いですがジューシーなので、仕上がりがより美味しくなりおすすめです。
燻製チーズ まとめ
下準備の要らない燻製チーズは温度さえ気をつければ失敗は少ないレシピです。
あと、6Pチーズの場合でも冷蔵庫から出してスグのチーズは気温差で水滴が付いていたりする場合があります。
この水分はエグミの原因になるのでしっかり取り除いておきましょう。
できれば室温に戻して少し乾燥させるとベストです。
思いたった時にすぐに作れる燻製チーズですが、最高にめんどーな時もあるますよね。
そんな時はまとめて作ってビンやタッパに保存しておくといつでも食べることもできます。
私は常にメンドーなので結構まとめて作って「作り置き燻製チーズ」してますがこれが便利でやめられない(笑)
これも早めに食べないとカッチカチになるのでお気をつけくださいませ~。
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