防災地震対策でできることは?グッズで必要なもの、家具転倒防止には?

暮らし

最近、地震が多く防災や地震対策を考える機会が増えましたね。

とりあえず「防災グッズ」を買ったけど、本当にこれだけで十分なの?と疑問に思う方も多いでしょう。

阪神大震災の経験から、個人でできる本当に必要な防災地震対策、

グッズ、家具転倒防止に有効な方法や、100均で売っている耐震パッドは有効なのか、

などをご紹介していきます。

【もくじ】

防災や地震対策でできることは?

防災や地震対策として、個人で家族で気をつけておくことや、準備していくことをまとめてみました。

避難場所、連絡手段の確認

震災時、家族がバラバラである可能性もあります。

避難する場所や連絡手段を家族内で話し合い決めておくことで、早い段階で家族と出会うことができます。

友人、知人とも相談しておくことも大切です。

家族全員で同じ位置情報お知らせアプリを入れておくというのも有りでしょう。

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ご近所付き合いをしておく

震災時、一番頼りになるのはご近所さんです。

消防隊や自衛隊の人が助けてくれるのを待っていても、なかなか来てくれず無駄な時間を過ごすことにもなります。

面識もなく、誰が住んでいるのか全くわからない状態では、声をかけることすら出来ません。

ご近所さん同士で助け合い、協力し合うことが必要です。

そのため、日頃から挨拶ぐらいはしておくようにしましょう。

本当に大事なものは、銀行の貸し金庫に預ける

家が倒壊したら探し出せなくなるのを避けるためということと、震災時の混乱に紛れて盗難も頻発します。

それらを考えると、大切なものは銀行の貸し金庫に預けるのが一番安全です。

※預金に関しては、通帳や印鑑が無くても、支店名と預金者の名前だけで預金を引き出せるという震災特例があります。

身の安全を確保する

身の安全を確保して逃げることが一番大切です。

まず【頭】を守ること!

下のような軽いヘルメットを用意しておくといいでしょう。

しかし、ヘルメットは慣れていないとかぶりにくい等がある場合は、帽子(キャップ)の下にヘルメットが内蔵されているものもおすすめです。

また、靴は絶対履いておかないと危険です。

スリッパなどではなく、スニーカーなど底の厚いものでさっと履けるものを防災グッズをまとめたリュックとともに用意しておきましょう。

地震対策グッズで本当に必要なものはコレ!

地震対策グッズとして販売されているものの中には、あまり必要でないものも含まれていますので無駄なものまで購入しないようにしたいですね。

それでは、実際に役に立ったものをご紹介します。

  • 手動充電式懐中電灯付ラジオ(防水)

    手でレバーを回して充電するタイプの懐中電灯付ラジオです。

    これは、電池がなくても動くので便利です。

  • 10円玉

    公衆電話で災害伝言ダイヤルを利用する時、料金は無料となっていますが、10円玉を入れないとつながらないんです。

    携帯電話ですが、災害時は回線がパンクする事が多く、繋がりにくいです。

  • すべり止め付きの軍手、ビニール手袋

    寒い時に手袋代わりになりますし、倒れたものなどを動かしたりする時に素手では危険です。

  • チョコレート、アメ

    食べ物が全く無い時、空腹を紛らわせるのに有効でした。

  • ビニール袋

    色々と使えるので便利です。

    大きめのゴミ袋だと、頭と腕を出す部分を切って穴を開ければカッパ代わりにもなります。

    ダンボールなどと組み合わせると、簡易トイレにもなります。

  • ラップ、アルミホイル

    ラップは、お皿に巻いて使うと繰り返し使えますし、怪我の応急処置にも使えます。

    アルミホイルは、風よけにもなりますし、毛布と服の間に挟むと暖かいです。

    また、ろうそくの土台にもできます。

  • マスク

    震災時は粉塵が舞い上がったりしますし、避難所等ではたくさんの人が集まりますのでマスクは必要だと思いました。

  • ろうそく、マッチ、ライター

    電気が無い場合、ろうそくが必要です。

    阪神大震災は、1月だったので外で焚き火をして暖を取っていました。

    その時でも、マッチやライターは必要でしたよ。

  • 油性マジック

    家族への伝言などを書く時に、書く物によっては水性では書けない場合もあります。

    油性の太いマジックはあると便利です。

  • アルミの防寒ブランケット

    小さく折りたためるアルミのものです。

    これは、寒い時に羽織るだけでかなり体温を上げてくれるので、非常に便利です。

  • 本当に役に立ったものを参考にして、非常用の持ち出し袋に1日分の食料や水などと一緒に入れておくことをおすすめします。

    地震対策で家具の転倒防止にアレは有効?

    地震時に、家の中で一番危険なものは家具です。

    阪神大震災でも重いタンスが倒れてきて身動きができなくなったり、骨折や怪我をしたという話はよく聞きました。

    うちでは、部屋が狭かったためにタンスが倒れきらずにナナメになることで空間ができ、事なきを得たということもありましたが・・・。

    大きな地震だと、縦揺れだけでなく横にも大きく揺れます。

    100均などでもよく見かける家具の下に敷く防振パッドですが、縦揺れには耐えられてもその後に来る横揺れには全く役に立ちません。

    転倒防止として一番良いのは、家具を壁にネジ等で止めてしまうことです。

    もしくは、これから家を建てる場合は、できれば家具は作り付けにしてしまうのがいいですよ。

    ですが、無理な場合は、天井と家具の間に突っ張り棒で固定してしまうものだと、震度6くらいまでなら大丈夫でしょう。

    まとめ

    地震で逃げる時、絶対に忘れてはいけないものが3つあると言われています。

    1. 入れ歯
    2. メガネ
    3. 靴

    入れ歯やメガネは震災時にすぐ作ることは難しいですし、逃げる時の足の怪我程度では、震災時の大混乱の病院では優先度が低くなってしまい後回しにされてしまうということがあります。

    とりあえず、何も持てなくても、上記の3つだけは忘れないようにしましょう。

    家族で話し合っておくこと、本当に役立つものを準備しておくこと、家具の転倒防止対策など、事前に備えておくといざという時慌てずに行動できますよ。

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