年賀状を書くペンについて、いつも近くにあるボールペンで書いてませんか?
私も以前、何で書こうか迷ってついボールペンを使って嫌な思いをしたことがありました。
一応、マナーとしてどんなペンを使えば良いのかということだけ頭に入れときましょう。
また、写真年賀状にもちゃんと書けるペンの紹介や、筆ペンで上手く書くコツも紹介しますね。
【もくじ】
年賀状をボールペンで書くのは失礼になる!?
まず、年賀状はボールペンで書いてはいけないのかどうかですが、
答えは、「ボールペンは使ってはいけません」
油性ボールペンは事務用の筆記用具ですので、手紙等には使わないというのが正式なマナーです。
特に、目上の人やマナーや形式を重んじる人へ出す年賀状には、油性ボールペンは絶対使わないようにしましょう。
とはいえ、年賀状にボールペンはマナー違反ということなら、親しい仲でもボールペンは使わない方がいいでしょうね。
また、宛名にボールペンでは、線が細すぎて貧弱な印象になってしまうこともありオススメはしません。
それでは、年賀状(手紙)を書く時の筆記具として適しているものをご紹介しますね。
・毛筆(筆ペン)
・万年筆(ブラック or ブルーブラックのインク)
以上が、適している物とされています。
最近では、印刷面や写真に書くこともあるのでゲルインクやサインペンも使われています。
ペンに関してあまり神経質になる必要はありませんし、無理して毛筆や万年筆で書かなくてもいいとは思います。
油性ボールペンは「いかにも」な感じがしますが、水性ボールペンならさほど目立つこともないでしょうから、目上の人以外は自由に選んで書くと良いでしょう。
ただ、消えるボールペンだけは使わないようにしましょう。
※消えるペンにも「宛名には使用しないでください」等が注意書きで書かれているはずです。
なぜなら、相手に届くまでに熱が加わったりして消えてしまうかもしれないからです。
郵便局で振り分ける機械に通してもそれほどの熱は発してないので消えることはなさそうですが、念のために使わない方がいいでしょう。
年賀状のペンでおすすめはコレ!写真にも!
写真付き年賀状に一言コメントするという時、写真の面って水性ペンだと弾いたりかすれたりしてしまって上手く書けません。
もちろん、油性であってもボールペンでも全く書けません。
しかし、一言添えずにそのまま出すのも社会人としてちょっと・・・
そんな時は、この2つのペンを使ってみてください。
どちらもしっかりインクが乗るので、10秒~20秒乾かす感じにしないと手が汚れますので注意してくださいね。
また、黒だけじゃなくていろんな色が欲しいという場合は、ポスカでしょうか。
一言書くのが面倒・・・
そう思いがちですが、受け取った方は何か書いてくれているだけで嬉しいものです。
写真年賀状にもストレス無く書けるペンで、なにか一言だけでも書いて送る。
面倒くさがらずに一手間かけて送りましょう。
年賀状には筆ペンもおすすめ!上手く書くには?
最近の年賀状は、ほぼパソコンや印刷屋さんの年賀状が届きますが、印刷されたものに毛筆で一言、もしくは毛筆で宛名が書いてある年賀状ってステキですよね。
でも、筆ペンって慣れてない人にとって、びっくりするほどに書きづらいんですよね。
硬筆とも毛筆とも違う、独特の難しさ。
そんな筆ペンもちょっとしたコツをつかめば上手く書けるようになるんです。
種類や持ち方、コツを見ていきましょう。
■ペン先の種類
- 硬筆タイプ
ペン先が硬く、ほぼ極細の油性サインペンのような感じ。
筆ペンに慣れていない初心者は、絶対コレ!
※呉竹 ZIG Letter pen COCOIROは、カラーバリエーションがたくさんあってTHE筆ペン!という感じではないのがいいですね。
とても書きやすいですし、これで字を書くと字がキレイになった気がして書くのが楽しくなりますよ。
- 軟筆タイプ
ペン先がウレタン素材で、ペン先を少し押しつけるとプニっとする感じ。
毛筆に慣れている方は、トメやハネがしづらい。
※くれ竹筆ぺん 軟筆 かぶら 33号セリースは、軟筆の中でもペン先が柔らかく書きやすいと言われています。
滑らかな紙に書くと、キュッキュッと音がする、昔から実家にあった定番の筆ペンですね。
- 毛筆タイプ
一本一本ナイロン毛で作られていて毛筆に近く、筆圧が強いとペン先が柔らかいので潰れてしまう。
習得が一番難しいタイプです。
※ぺんてる筆 中字 黒は、定番中の定番で非常に評価の高い筆ペンです。
年賀状の宛名には、極細を使う方もおられますが、私は中字が一番使いやすいと思います。
■持ち方
お箸を正しく持ち、下のお箸を抜いて、上のお箸を筆ペンに持ち変えると完成!
普通のペンと持ち方の違いは、握り込まずに筆ペンを立てるようにして軽く持つといった感じでしょうか。
■姿勢
背筋を伸ばして、そう!お習字をする時のような感じです。
でも、肩の力は抜いてリラックスが大切。
■書き方の練習
そして、メモ帳やいらない紙に、文字ではなく「線」や「丸」、「螺旋(らせん)」などの図形を書いてみます。
筆ペンに慣れることから始め、思ったような線や図形が書け慣れてきたと思ったら文字を書いていきましょう。
硬筆タイプならそんなに練習しなくても大丈夫だとは思います。
■書き方のコツ筆は寝かせず立てて書くこと。
そして、宛名のように縦書きで書く時は、左から書くこと。(右から書くと手が汚れますよ~)
ひらがなは小さく、漢字は大きく書くとバランスが良くなります。
ビビって書いたら手が震えるので、焦らないで書きましょう。
でも、ゆっくり書きすぎて筆先を止めてしまうとインクが滲んで無残なことになってしまうので、スムーズに筆ペンを進めて書ききることが大切!
最大のコツは、
究極の縦書き宛名サポートグッズ「スットカケール」を使うこと!
思いが強すぎてでっかく書いちゃった・・・(汗)
これを使うと、縦書きでも文字が斜めにならず、1文字の大きさガイドも付いているので非常にバランスが取りやすいです。
とてもお手頃なので、縦書きが苦手な人には猛烈にオススメです。
あとがき
年賀状に使用するペンについていろいろ書いてきましたが、目上の人に限らず、油性ボールペンはとりあえず止めておいた方が良さそうです。
できれば、大人として宛名だけでも毛筆(筆ペン)の技術を身につけたいところですが、文字に自信がない人にとってはハードルが高すぎる筆ペン。
でも、これを機に硬筆タイプででも練習しておくと、色々な場面で役に立つこと間違い無しです。
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