年賀状はお正月の風物詩。
元旦に届くようにと必死で期限を守ってはいるもの、出していない人からの年賀状ってなぜか毎年あるんですよね。
早く届けー!と思いながら、元旦に出す年賀状って「いつ頃届いてるんだろう?」と毎年疑問に思っていました。
ここ数年調査した結果、元旦に出した年賀状がいつ届くかがわかったのでお伝えします。
また日付は元旦?元日?遅れた時のお詫びの文例も参考にどうぞ。
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年賀状って元旦に出すといつ届くの?
年々お世話になる人や知り合いも増え、気がつくと100枚なんてとっくに超えてるなんてことになってしまう年賀状。
年賀状を出す人を減らしていきたいと、今年来なかった方は年賀状印刷リストから外して~
と減らしてみても、毎年決まって元旦に「しまった!」と言っているような気がします。
そこで、元旦に出した年賀状がいつ相手に届いているのかをちょっと調べてみました。
1月1日(午前中)に、年賀状と普通郵便を自分の住所宛てに出してみて、いつ届くのかを実験。
一応、変な人だと思われないように、名前だけ家族の名前にしてみたりして(笑)
結果!
普通郵便:1月3日着
年賀状:1月4~5日着
となりました。
そうなんです。
普通郵便の方は、翌々日の1月3日に届きました。
年賀状の方は?と言うと、さすがに1月4日には届くかと思いきや、来ませーん。
なんと、1月5日にようやく届きました。
翌年も同じ実験をして、年賀状が4日に届いたということもあり、その年によって幅があるのかもしれませんね。
同じ市内でこの日数がかかってしまうのです。
他県の場合、プラス1日ほど多めに見ておいた方がいいでしょう。
また、どうしても元旦に出せなくて2日に出したことがあったんですが、仕事始まってから(1月7日)「年賀状届いたよ~」と言われたことがありました。
もはや年賀状では無いな・・・と思い、さすがに元旦には出さなくては!と心に誓ったこともありましたが。
元旦に出すとしてもせめて3日には届いて欲しい!と思い、年賀状をガン見して見つけました。
年賀状なら切手の下辺りに印刷されている【年賀】の文字に注目!
これを無くしたら、印刷してあるのは年賀状だけど普通郵便になるのでは?と思い早速調査。
年賀状の印刷してある【年賀】の文字を消すのもちょっと嫌だったので、
私製はがきに年賀状を印刷して、宛名側には【年賀】の文字を入れずにポストに投函してみました。
すると、ちゃんと3日に届いていました。
めちゃめちゃ急ぎで!早く届いて~!!
と願う場合は、【年賀】の文字を入れずに出すといいでしょう。
ただし、普通郵便でも郵便物の物量が非常に多くなる時期ですので、お詫びの年賀状はできるだけ、1月1日の午前中にポストに投函するようにしましょう。
そういえば昔は、1月2日は配達がお休みだった気がするのですが・・・
と近所の郵便局に行った時に聞いてみたところ、現在は1月1~3日とも配達の休みはないようです。
2017年より、年賀状を出す人が少なくなったこともあり2日の配達お休みが復活するようです。
ですが、窓口だけの小さな郵便局自体はお休みなのでご注意くださいね。
年賀状が遅れても元旦や元日と書いてもいい?
年賀状にかかれている「平成○○年 元旦」。
元旦に相手に届くから「元旦」と書かれていると思っている人も多いようですが、手紙などの日付は、差し出す人が投函した日を書くのが基本なんですよね。
でも、年賀状に関してだけ日付は「元旦」とすることが慣習となっています。
以上のことから、
1月1日に年賀状の返事を書いて投函するなら「元旦」でOKです。
※2日以降になるなら、投函日を書くようにしましょう。
そうはいっても、元旦と書くのはちょっと・・・
という場合は、「平成○○年 1月吉日」と書くといいでしょう。
それでは、ここで「元旦」と「元日」についてちょこっとお伝えしてみましょう。
「元旦」については諸説あるとされていますが、正式な文献や根拠等は無くコレが答えです!というものはありません。
しかし、漢字の持つ意味から考えると下記のような違いがあるとされています。
■元旦(がんたん)=1月1日の朝
「元」・・・根源、根源、など【はじめ】の意味
「旦」・・・太陽が地平線上に現れる時ということで【朝】【早朝】の意味
このことから、元旦を【1年の始まりである1月1日の朝】という意味で用いることもあります。
■元日(がんじつ)=1月1日終日
「元」・・・根源、根源、など【はじめ】の意味
「日」・・・【太陽の出ている間】また【朝から晩まで】の意味
このことから、元日は【1年の始まりである1月1日終日】という意味になります。
※現在では「元旦」も「元日」も同じ「1月1日」を表す言葉として用いられています。
いただいた年賀状を見ても「平成○○年 元日」と書かれたものはうちにはありませんでした。
やはり、遅れて出す年賀状であっても「元旦」を使うことが多いということですね。
年賀状を遅れて返す例文はコレがおすすめ!
年賀状の返事を書く時の例文をご紹介しますね。
通常の年賀状に「お礼」と「お詫び」の文章を入れましょう。
ただし、相手が目上の人の場合「お詫び」は失礼と考える方もいらっしゃるので、そういう場合は「無し」にするか、「近況報告」をすると良いでしょう。
下に、年賀状に書く文章の構成と文例を順番に書いてみました。
【1】~【5】から1つずつ選択していくと簡単に作れますので参考にしてみてください。
【1】賀詞(がし)お祝いの言葉。
1,2文字:
・寿、福、賀正、迎春、新春、慶春、頌春
※目上の人に使ってはいけません
4文字:
・謹賀新年、謹賀新春、恭賀新年、恭賀新春
※目上の人にも使えます
文章:
・明けましておめでとうございます
・新春のお慶びを申し上げます
・謹んで新春のご祝詞を申し上げます
※目上の人にも使えます
【2】年賀状のお礼
・新年早々、年賀状をいただきましてありがとうございました
・お心のこもったお年賀状を賜りましてありがとうございます
・素敵な年賀状をありがとうございました
・ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました
【3】遅れたことのお詫び
・ご挨拶が遅れまして申し訳ございません
・挨拶が遅れましたこと深くお詫び申し上げます
・年末、何かと多忙により、ご挨拶が遅れまして申し訳ございません
・体調を崩してしまい、年賀状を出すのが遅くなり申し訳ございません
・帰省で年末年始を留守にしており、年賀状を出すのが遅くなりました事 お詫び申し上げます
・相変わらずの筆無精ゆえ 年を越してからの賀状にて失礼をいたします
・年末年始の忙しさにとりまぎれ ご挨拶が遅れましたことを深くお詫び申し上げます
※【2】+【3】の場合
・早々に新年のご祝詞を賜りながらご挨拶が遅れまして申し訳ございません
【4】ご挨拶
・本年も変わらぬご交誼のほどよろしくお願い申し上げます
・旧年中はいろいろとお世話になりありがとうございました
本年がより一層よいお年であります様 お祈り申し上げます
・本年もよろしくお願い申し上げます
・遅ればせながら皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします
・皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたしております
【5】日付
・平成○○年 元旦
・平成○○年 1月吉日
【1】謹賀新年
【2】新年早々、年賀状をいただきましてありがとうございました
【3】年末年始の忙しさにとりまぎれ ご挨拶が遅れましたことを深くお詫び申し上げます
【4】本年も変わらぬご交誼のほどよろしくお願い申し上げます
【5】平成○○年 1月吉日
■例
あとがき
年賀と書かれたものはとりあえず日にちがかかってしまうということがわかったので私製はがきで出すようにしていますが、 「年賀状はさ、やっぱりお年玉付き年賀はがきで欲しいよね」と友人に言われたことがありました。
そう思う人もいるんだな~と思って、それ以来年賀状リストを減らす試みはやめることに。
年賀状だけのおつきあいの人もいますが、それだけでもつながっていてくださるということに感謝していきたいと思います。
ということで、とにかくお返事は元旦に書きましょう!!
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