夏休みに海やプールで遊んだら思いっきり日焼けしちゃって、痛くてかゆくて我慢できないっ!
なんて経験はありませんか? 痛いのも困りますが、かゆいのは我慢できなくて気が狂いそうになりますよね。
そんな日焼けのかゆみについて、原因や期間、そして対処法をお伝えしていきます。
【もくじ】
日焼けのかゆみはなぜ起こるの?
日焼けとは、軽いやけどの一種です。
やけどの部分を修復するために、リンパ液が集まり、それが水ぶくれとなりかゆみの原因となります。
水ぶくれが目に見える箇所にできていなくても、皮膚の下には小さな水ぶくれがあるのです。
かゆみが出るほどに日焼けをしてしまうと、炎症が皮下組織にまで及んでいる状態です。
やけどの時と同程度の対処が必要です。
また、日焼けをすると紫外線を大量に浴びてしまいますので、お肌のターンオーバーのリズムが狂ってしまいます。
どういうことかというと?
ターンオーバーとは表皮細胞が毎日生まれ変わる周期を指すのですが、通常のお肌のターンオーバーでは、古い表皮細胞(一番外側の皮膚)はアカとなって自然に剥がれ落ちます。
しかし、日焼けをすると大量の紫外線によって表皮細胞はものすごく傷ついて死んでしまうので、私たちのカラダはその死んだ表皮細胞をさっさと取り除こうとするんですね。
それが、ペリペリと皮がめくれてしまうということになります。
それにより、まだ表面に出てくる時期ではない未熟な表皮細胞(肌)が露出してしまいます。
まさにターンオーバーが狂ってしまっている状態です。
その未熟な表皮細胞(肌)は保湿力も乏しいため、乾燥しやすくバリア機能も弱いんです。
そのため、肌にかゆみが出やすく肌荒れの原因にもなってしまいます。
年齢や性別関係なく、日焼け後のお肌をきちんと保湿をすることってほんと大切なんですよ。
日焼けのかゆみはいつまで我慢すればいい?
日焼けには、2種類あり
かゆみや炎症を伴い肌が赤くなる「サンバーン」(波長の短いUV-Bによる)と、ほとんど痛みもなく肌が黒くなる「サンタン」(波長の長いUV-A)。
「サンバーン」のピークは、日焼け後6時間~24時間。
サンバーンが終わる2~3日後に「サンタン」が起こります。
中には、「サンバーン」が無い人(肌が赤くならずにすぐ黒くなる人)や「サンタン」が起こらない人(肌が赤くなってすぐに元に戻る人)もいます。
かゆみを伴うのは「サンバーン」の時で、
かゆみが収まるのは「サンタン」が起こる頃なので、日焼けから2~3日後ということになります。
2~3日経過してもまだかゆみを伴う場合や、痛くて眠れないなど、あまりにもひどい日焼けの場合は必ずお医者さんに行きましょう。
日焼けのかゆみ対処法はコレ!
日焼けの対処法として必ずしなければいけないことは、炎症を抑えるために「患部を冷やす」ことです。
ただし、肌が敏感になっているので、肌に氷や水を直接当てるのではなく、冷水で湿らせたタオル等を当てて冷やすようにしましょう。
また、保冷剤をハンカチ等で包んだり、氷と水をビニール袋に入れて、こぼれないようにしばり、それをタオルで包んたものを患部に当ててもいいでしょう。
広範囲の場合は、水風呂に入ってしまう方がいいかもしれません。
冷やすことでほてりが取れてきたら、今度は「保湿」です。
ここでは、できるだけ刺激の少ないものを使うようにしましょう。 客室乗務員やモデルの方達が浴びるように使っているということで有名になった【アベンヌウォーター】をおすすめします。
さらっとしていて、肌にスーッと浸透していくので、長く愛用している人も多い化粧水です。
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化粧水等で保湿ができたら、今度は「フタ」をしないと乾燥してしまいます。
そこで、おすすめは【ワセリン】です。 ワセリンにも種類があり、黄色ワセリン、白ワセリン、プロペトがあります。
これは、精製度の違いなので、日焼けの対処には、精製度が高く医療用としても使われている【プロペト】か【白ワセリン】を使いましょう。
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ちなみに、熱いお風呂に長く入ったりすることは避けた方がいいです。
かゆみが出てきてしまうこともありますので気をつけてださい。
また、カラダを洗う時も、タオルでゴシゴシなんてやらずに、手で石鹸を十分泡立ててから優しく洗うようにしましょう。
これで2~3日経っても全く改善が見られない場合は、皮膚科を受診した方がいいですよ。
また、かゆみが出るほどに日焼けをしてしまうとシミになったり、肌にとってはかなりのダメージ。
そうなる前にきちんと日焼け止めで肌をガードすることも大切です。
日焼け止めクリームやスプレーにプラスして、飲む日傘と言われてるものも取り入れて、上手に夏の日差しを遮りましょう。
不用意に紫外線を浴びすぎると突然発症することもある紫外線アレルギーについてはこちらの記事を参考にどうぞ。
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まとめ
日焼け後のかゆみは本当に辛いですよね。
きちんと対処しないと、痛みやかゆみがひどくなってしまう場合もありますので、何もせず放っておくなんてことはしないようにしましょう。
冷やして保湿する。
これをすることで、痛みもかゆみもマシになっていきますので、是非試してくださいね。